パーパスとつながり、生きるということ

ランチミーティング
「ティール組織」著者のフレデリックさん、
日本でのティール・ムーブメントを牽引する嘉村賢州さん、吉原史郎さん、
敬愛する通訳仲間の福島由美さんとともに
(写真:英治出版の下田さん)

はじめに

SDGsカタリスト養成プログラムの背景の中で、

  • SDGsを効果的にビジネスチャンスに変えるには、パーパスの活用も不可欠であること。
  • パーパスを組織で活かすには、個人がパーパスとつながり、それを生きていること。

この二つがあるとより効果的であると書きました。

ここではパーパスを生きるということがどういうことなのか、イメージしやすいように、ティール組織の著者フレデリックさんによる解説動画、そして自分自身の体験をシェアしています。

解説動画には急ぎ字幕をつけたのですが、複数の方のレビューと承認がないと公開されないとのことでした orz

せっかくなので字幕翻訳をpdfとしてここにあげています(3月28日までダウンロード可能です。)

必要な方は、どうかご活用ください。本には記載されていない内容がいっぱいです。

動画では主に、存在目的でよく誤解される点について解説されています。

主なポイント:
  • 組織の存在目的とは、固定的でただ明確にするものではなく、組織を今までとまったく違う視点でとらえるものであること。→ 組織を「無機質な機械」から「独自のエネルギーや目的を持った生きもの」ととらえること。
  • 組織の存在目的は、未来を予測しコントロールするためにあるのではなく、(不確実性の高い時代に)状況を感じ取り、反応し、適応し続けるためのものであるということ。
  • 存在目的は、人材採用、人事評価、戦略立案、中期目標、KPI、予算組み、など組織のあらゆる慣行を見直す機会をもたらすものだということ。

パーパスを感じる

さて、ここからは私のストーリー。

私が、パーパスをパーパスとして意識し、自覚してそれを生きはじめるきっかけとなったのは、間違いなくフレデリックさん(「ティール組織」著者)との出会いでした。

ちなみに、いまパーパスドリブンなど、ビジネスの文脈でもパーパスと言われることが多いですが、ここでのパーパスは、ティール組織でいう存在目的(evolutionary purpose)を意味しています。

二十歳で甲状腺の癌になり手術、同級生が夏休みの帰省中に急性白血病で亡くなり大学に戻ってこなかったり、翌年には後輩が夏休みの旅行先で倒れそのまま亡くなったり、いのちの儚さを、明日の危うさをいやでも感じた20代前半。

それからは、いつ死んでも悔いのないように、本当にやりたいと思えることだけをして生きました。

いま思えば、それは存在目的(evolutionary purpose)だったのかもしれません。

そんななか私は、大好きな海や自然。

大切な家族や友人、その友人たちにとって大切な家族やそのまた友人。

自分にとって大切なものや人、そしてそこにつながる大切なものや人すべて。

一言でいうと、その全部である、いのちが大切にされる持続可能な社会をつくることに自分のいのちを使いたいと思うようになっていました。

生きているのが当たり前⁈

でも時が経つにれ、生きていることは、私にとって当たり前のことになっていました。

2016年に、自分の思いを実現したくて独立したのと同時期に、母が体調をくずし、介護が必要となりました。

自分のやりたいことが軌道に乗るまでの収入源としてやっている通訳と、母の介護で、私の生活は手いっぱいになってしまいました。

できるうちに母をちゃんと大切にしたいという思いがありましたし、通訳の仕事にやりがいも歓びも感じていたので、「持続可能な社会をつくりたい」という私のパーパスは、すっかり心と頭の片隅に追いやられてしまいました。

それでもパーパスの炎は消えることなく、私の中でくすぶり続けていました。

このままで人生終わったら悲しいなぁという内なる声は、ささやかながらずっと聞こえていたのです。

パーパスは意外としつこい

そんな時、以前通訳をご一緒した方から、フレデリックさんの通訳を一緒にやらないかと声をかけていただきました。

自費出版された頃に買って、積読していた原著のReinventing Organizationを引っ張り出して、再挑戦。

もともとリビングシステムと組織の関係について知りたいと思って購入したもの。

読んでみたら、まぁ面白い! 

ビジネスマネジメントの本を読んで涙したのは、「出現する未来」(講談社Biz 2006)以来!

機械論・要素還元主義的パラダイムから、リビングシステム・複雑系・全体性のパラダイムにシフトすると、組織はこうなるんだということが、豊富な事例とその実現のための具体的な方法とともに詳細に紹介されています。

さすがマッキンゼーで10年以上、組織変革のプロジェクトに関わっていただけある。

きれっきれっのシャープなできる人なんだろうなぁと勝手に、高級スーツに身を包み腕組んで右斜め前あたりから写真に写っている、できるコンサル風の姿を妄想。

でも実際にフレデリックさんにお会いすると、いい意味でぜんっぜん!違いました!

これまで沢山の素晴らしいファシリテーターにお会いし、トレーニングを受けたり通訳をしたりしてきました。

その中でもフレデリックさんの「あり方」は、群を抜いていると感じました。

ファシリテーターやコーチ、ホスト界隈では、自分を使う(use of self)ことで、周りに影響を与え導く存在となること、その器となることが大切だと言われます。

そのために必要な自己理解、自分の存在が無意識に周りに与える影響への自覚、それについての介入と行動**、場でのニュートラルなあり方、深い洞察からくる鋭くも愛にあふれた問いかけ、強さも弱さも含めたありのままの自分であること。

あげればきりがないが、そのどれをとっても卓越していましたた。

パーパス再燃!

そんな彼に対する私の通訳としての役割は、イベント時に日本語でのやり取りを英語で同時通訳すること。ランチミーティングでの通訳。そして経営者向けのリトリートでの通訳でした。

そのリトリートに参加していたのは、全部で20名前後。

参加の経営者たちはもとより、ファシリテーターの方たち含め、みなさん自己実現されている方達ばかり。

そんな方たちに向けて、フレデリックさんから語られるパーパスの話。

いやでも自分の片隅に追いやられたパーパスが、私のなかで存在感を主張してきました。

「お前はこのままでいいのか?」

自然に囲まれた素晴らしい場所、尊敬できる素晴らしい方たち。

いただいたご縁と機会に深く感謝しつつ、

それとは対照的な自分の中のザワつきが痛い時間。

パーパス爆発!そしてそれを生きる日々

それからはパーパスと自分の中の声が、どんどん大きくなっていきました。

とはいっても目の前の現実もある。

自分のパーパスと向き合いながらも、現実と内なる声の綱引きが続きました。

そんなこんなで、3ヶ月が過ぎた頃、とうとう内なる声が綱引きに勝ってしまいました。

いてもたってもいられず、年末より自分の現実を整理。

母を妹に託し、通訳の仕事はコロナ騒動でいつの間にやら勝手に整理されました。

そしていま、

「いのちが大切にされる持続可能な社会をつくることに、自分のいのちを使う」

自分にとってのパーパスに、邁進しています。

「SDGsカタリスト養成プログラム」は自分の、そしてHappier Businessのパーパスから生まれたものです。

Happier Businessもまた、私のパーパスから生まれました。

まだワンオペ組織だから、私のパーパスはそのままHappier Businessのパーパスです。

ワンオペなので、プロジェクトが生まれると、プロジェクトのパーパスに共鳴してくれそうな仲間に声をかけチームをつくります。

そうして関わるひとが、その人のありのまま(ホールネス)で関われるプロセス、器(コンテナ)をつくります。

今回のスクーリングも、そうした仲間たちとつくるチームでご提供します。

「人はありのままの自分でいられるとき、そして全人格をかけて仕事をするとき、最も良い仕事ができる」

p.163 「1兆ドルコーチ」(ダイヤモンド社)

1兆ドルコーチのビル・キャンベルの信念とティール組織が、私の中で重なります。

ただいまパーパスセッションの第一回目(所要約3時間)を、ギフトで提供中です。

受付は、3月20日まで!  せっかくなので私の誕生日、3月24日まで延長です。

お申し込みはお早めに!

予約する

** これについては、興味深い出来事があったので、また後日。

パーパスとつながり、生きるということ

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